相互評価の下での不可能性定理
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
民主的な社会的決定方法が存在しないことを示唆するArrowの不可能性定理は,社会的選択理論における古典的結果である.Arrowの設定では,社会の各構成員は全ての選択肢に対する選好順序を表明するが,本論文では社会の構成員が相互に評価しあう状況,すなわち,社会の各構成員が自分自身を除いた他の全ての構成員に対して選好順序を表明する状況を対象とする.このような相互評価の状況の下でのArrow及びHanssonの公理系を再定義し,いくつかの公理の組合せでは社会的厚生関数の存在に関して肯定的な結果を導くことができないことを示す.
- 社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会の論文
著者
-
安藤 和敏
静岡大学工学部
-
山本 芳嗣
筑波大学システム情報工学研究科
-
山本 芳嗣
筑波大学
-
小原 朱理
筑波大学
-
小原 朱理
筑波大学:(現)日本アイ・ピー・エム(株)
-
安藤 和敏
静岡大学
-
山本 芳嗣
筑波大学大学院システム情報工学研究科社会システム・マネジメント専攻
-
山本 芳嗣
筑波大
関連論文
- 超距離最小費用全域木ゲームの根付き木上の費用配分ゲームへの帰着 (21世紀の数理計画 : アルゴリズムとモデリング)
- 1-D-3 極小最小全域木ゲームのツリー型費用配分ゲームへの帰着(つくばOR学生発表(4))
- 非負行列分解による画像の構成部品抽出 (21世紀の数理計画 : 最適化モデルとアルゴリズム)
- 選択科目試験による選抜方法への提案
- 1-C-6 距離を保存するEarth Mover's Distanceの定式化(つくばOR学生発表(7))
- Metric-preserving reduction of earth mover's distance (21世紀の数理計画--最適化モデルとアルゴリズム--RIMS研究集会報告集)
- 数理計画(RAMP)月例研究会報告(ペーパーフェア)
- Extreme Point Characterizations of Closure Spaces (Applications of Discrete Convex Analysis to Game Theory and Mathematical Economics)
- 相互評価の下での不可能性定理
- 2-C-15 選択科目試験による入学者選抜方法への提案(評価のOR(3))
- A Recursive Algorithm for a Class of Convex Min-Max Problems
- A Recursive Algorithm for Finding the Minimum Covering Sphere of a Polytope
- A Recursive Algorithm for Finding the Minimum Norm Point in a Polytope and a Pair of Closest Points in two Plytopes
- 最小極大流問題に対するD.C.最適化法(グラフ・ネットワーク(1))
- 相互評価の下での可能性定理
- 基礎となる算法 (大域的最適化)
- 特集にあたって (大域的最適化)
- 闘うソフトウェア・ゲーム・コンテスト : 参加型自由科目の試み
- A PARAMETRIC SIMPLEX ALGORITHM FOR A CERTAIN CLASS OF RANK TWO REVERSE CONVEX PROGRAMS
- 3.情報工学に見られる不動点論の散策 3.2アルゴリズムと不動点 : 不動点アルゴリズム (不動点をめぐって)
- 擬多様体の向き付け可能性とスペルナーの補題の一般化
- 均衡点問題に対するパス追跡型算法
- 第4回数理計画シンポジウム報告
- 伊理正夫著,数値計算,朝倉書店 173ページ 定価2500円
- ランキングを求める数理的方法 (小特集 サービスイノベーションへの数理的アプローチ)
- 5.ランキングを求める数理的方法(サービスイノベーションへの数理的アプローチ)
- 線形順序付け問題に対するラグランジュ緩和と釘付けテスト (最適化手法の深化と広がり)
- 企業価値変動モデルとCVaRを用いた与信ポートフォリオ最適化問題とその効率的解法
- 2-D-2 線形順序付け問題に対するラグランジュ緩和と釘付けテスト(特別セッション 計算と最適化の新展開)
- 2-C-4 Least distance based inefficiency measures on the Pareto-efficient frontier
- 2-A-5 数理モデルによる地域チェンジ・プロジェクト(特別セッション 震災復興・日本再生-都市のOR研究による道筋-(4))
- 企業価値変動モデルとCVaRを用いた与信ポートフォリオ最適化問題とその効率的解法
- 最短距離DEAによるプログラムコンテスト「敢闘賞」の決定(ランキングとレイティング)
- 1人1票からMajority Judgmentへ(ランキングとレイティング)
- 2-E-5 最小費用全域木ゲームのShapley値に対する近似手法の提案とその近似精度の実験的評価(ゲーム理論(2))
- 最短距離DEAによるプログラムコンテスト「敢闘賞」の決定
- 第68回シンポジウムルポ(情報の窓)
- 2-B-2 最小費用全域木ゲームのShapley値に対するサンプリングによる近似アルゴリズム(離散最適化(4))
- 1-B-1 非凸エネルギー関数最小化に対するプライマル・アルゴリズムの適用(離散最適化(1))
- 2-F-6 モジュラリティ最大化問題に対する切除平面法に基づく発見的解法(離散最適化(5))
- モジュラリティ最大化問題に対する切除平面法に基づく発見的解法 (最適化の基礎理論と応用)
- 2-A-6 2入力1出力DEAに対する最短距離非効率性尺度の単調性の特徴付け(特別セッション 評価のOR)