カンザワハダニの増殖と発生に及ぼすブドウの品種と殺虫剤散布の影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The development and oviposition of the Kanzawa spider mite, Tetranychus kanzawai KISHIDA on leaves of five grape cultivars in an insectary, and the field population trends of the mite on four cultivars treated with permethrin and carbaryl were studied. High developmental success was observed on Muscat Bailey A (Vitis labrusca×V. vinifera×V. linsecumit) and Delaware (V. labrusca×V.vinifera×V. aestivalis) cultivars. On Kyohou (V. vinifera×V. labrusca), one quarter of tested larvae developed to adults. Only 2% of larvae developed on Muscat of Alexandria (V. vinfera) and no developmental success was observed on Neo Muscat (V. vinifera) and Campbell Early (V. labrusca×V. vinifera). Total egg production on Muscat Bailey A and Kyohou was larger than on Delaware, but no significant difference detected between Kyohou and Delaware. The population density of T. kanzawai also varied considerably between grape cultivars and spray practices. On permethrin- and carbaryl-sprayed vines, mite populations increased about 20 days after insecticide application. The cumulative numbers observed during the survey on insccticide-sprayed leaves were highest on Muscat Bailey A but remained low on Campbell Early. Kyohou and Delaware showed intermediate population densities. No population growth was observed on Neo Muscat. In non-sprayed controls, the mite populations remained at low levels of below three adult fernales per leaf on all cultivars.
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 1996-02-25
著者
関連論文
- 九州本土および屋久島の植栽ゲッキツ(ミカン科)で新たに発生したハマセンダンキジラミ(半翅目:キジラミ科)
- ゲッキツとウンシュウミカンに対するミカンキジラミ成虫の選好性比較
- H211 温湯処理におけるクリ果実内の温度変化とクリシギゾウムシに対する殺虫効果(一般講演)
- 蒸気と熱風を併用したマイクロ波処理によるクリシギゾウムシの防除法
- E323 クリシギゾウムシ幼虫防除のための熱処理条件(防除法 害虫管理 IPM)
- E322 マイクロ波線処理によるクリシギゾウムシの防除法(防除法 害虫管理 IPM)
- マイクロ波線処理によるクリシギゾウムシの防除法
- 果樹用防風樹における天敵相
- S13 ガラス室ブドウのカンザワハダニに対するチリカブリダニの制御能力と放飼効果に及ぼす農薬の影響(ダニ学)
- F45 ガラス室ブドウのカンザワハダニに対するチリカブリダニの放飼方法(ダニ)
- ガラス室ブドウのカンザワハダニに対するチリカブリダニの放飼効果と在来天敵類の発生
- チリカブリダニの発育と産卵に及ぼす数種農薬の影響
- チリカブリダニの増殖法-2-飼育密度の検討
- カンキツ園および施設栽培ブドウにおける薬剤抵抗性カブリダニ類の探索
- ガラス室栽培ブドウにおけるカンザワハダニと天敵の越冬生態
- S15 カンキツ園および施設ブドウにおける薬剤抵抗性カブリダニ類の探索(ダニ学)
- ニホングリ果実におけるクリシギゾウムシ被害の品種間差異
- (342) 人工保毒させたミカンキジラミによるカンキツクリーニング病の虫媒接種試験(平成19年度日本植物病理学会大会講演要旨)
- F320 照度およびゲッキツの葉令がミカンキジラミの卵巣発育および交尾へ及ぼす影響(一般講演)
- ミカンキジラミ成虫の耐寒性
- F217 ミカンキジラミ成虫の低温条件における生存期間
- 218.コナガの性フェロモンに関する研究 : II.性フェロモンの生物検定法
- II-A.昆虫生理活性物質をめぐって(日本応用動物昆虫学会第11回シンポジウム記録)
- 120. コナガの性フェロモンに関する研究 : I. 羽化と交尾の消長
- S113 ミカンキジラミの発生の現状と九州以北への分布拡大の可能性(小集会)
- 九州中・南部の冬期の温度条件におけるミカンキジラミDiaphorina citri Kuwayama成虫の生存消長
- B112 ミカンキジラミDiaphorina citriの耐寒性(形態学・組織学,発生学・遺伝学,生活史・分布)
- A207 カンキツ園におけるゴマダラカミキリ成虫の移入率と移入がBeauveria brongniartii菌の施用効果に及ぼす影響の推定(生態学)
- カンザワハダニの増殖と発生に及ぼすブドウの品種と殺虫剤散布の影響
- K206 ゴマダラカミキリの発生消長と移動のシミュレーションモデル(形態学・畜産害虫・発生予察)
- C309 ブドウにおけるカンザワハダニの発生に及ぼす農薬散布と品種の影響(ダニ学)
- C117 チャノキイロアザミウマの卵寄生蜂Megaphragma sp.の茶畑での活動II(生物的防除)
- H14 ブドウトラカミキリの発生時期の地域差(生活史・光周反応・休眠)
- F37 スミスハダニの寄生性,休眠と農薬に対する感受性(ダニ)
- D10 スミスハダニの発育と休眠(ダニ)
- 263 チリカブリダニによるハダニの生物的防除 : XIV. チリカブリダニの生存期間と産卵量におよぼすpreyの種類の影響
- コナガの性フェロモンの室内生物検定法
- SE1 ニセナミハダニ、カンザワハダニ、ミカンハダニのカンキツとマメ科植物への寄生性(ハダニ談話会)
- ミカンハダニの高温変温条件における増殖率
- チリカブリダニの増殖法-1-餌ハダニの増殖用植物と餌の種類の検討
- F44 ガラス室ブドウにおけるカンザワハダニおよび天敵の越冬場所と発生源(ダニ)
- D-63 チリカブリダニの増殖に及ぼす温度の影響(天敵・生物的防除・イネミズゾウムシ・ダニ学)
- C-22 ブドウトラカミキリの生活史(発生消長・生活史)
- ブドウトラカミキリの発育に及ぼす温度と光周期の影響
- E-31 ガラス室ブドウにおけるカンザワハダニの発生と農薬散布の関係(ダニ学)
- E-1 ブドウトラカミキリの発育に及ぼす温度と光周期の影響(生活史・光周反応・休眠)
- 614 ガラス室ブドウのカンザワハダニに対するチリカブリダニの放飼効果
- 612 ニセナミハダニのカンキツ寄生性 : ハダニ系統間の寄生葉位の差
- サンゴジユケブカハムシの発生経過,特に越冬卵のふ化時期について
- サンゴジュケブカハムシ成虫の摂食消長
- E106 ニセナミハダニとカンザワハダニのカンキツへの寄生性(ダニ類生活史等2)
- E103 チリカブリダニとケナガカブリダニの発育に及ぼす湿度の影響(ダニ類生活史等1)
- B116 サンゴジュケブカハムシの発生経過 : 特に越冬卵のふ化時期について(休眠覚醒)
- 428 チリカブリダニによるハダニの生物的防除 : XX天敵効果を発揮する高温側の限界温度(一般講演)
- 427 チリカブリダニによるハダニの生物的防除 : XIX.チリカブリダニの食性(一般講演)
- 426 チリカブリダニによるハダニの生物的防除 : XVIIIチリカブリダニの越冬(一般講演)
- チリカブリダニによるハダニの生物的防除 :XVII 半促成栽培イチゴにおけるチリカブリダニの放飼時期と捕食効果(一般講演)
- チリカブリダニによるハダニの生物的防除 : XVI.チリカブリダニの捕食量と産卵数におよぼす餌密度および温度の影響(一般講演)
- チリカブリダニによるハダニの生物的防除 : XV チリカブリダニの貯蔵試験(一般講演)
- 262 チリカブリダニによるハダニの生物的防除 : XIII チリカブリダニの発育期間