ミカンナガタマムシの生態に関する研究 : 第1報 成虫の発生時期について
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概要
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1. ミカンナガタマムシの季節的羽化消長については,従来,初夏と秋にピークを持つ2山型であるといわれているが,多くの資料から帰納したところでは,これは必らずしも一般的傾向とは云いにくい。2. 一般的傾向としてみとめられるのは,5月上・中旬より羽化しはじめて,6∼7月にピークに達する発生型であって,その後8∼10月にみられる羽化の山は年度や地域によって出ないばあいも多い。3. ミカンナガタマムシは主として晴天の日中に羽化するが,季節的にみたばあいの羽化消長は,天候にはあまり左右されないようである。4. ミカンナガタマムシの性比はほとんど1:1であって,その雌雄の羽化消長はほとんど同じ傾向を示す。
- 1966-06-25
著者
-
大串 竜一
京大・理・動
-
大串 龍一
金沢大学理学部生物学教室
-
大串 龍一
京都大學理學部動物學教室
-
大串 龍一
金沢大学理学部生物学科
-
大串 龍一
金沢大 理
-
大串 竜一
長崎県総合農林センター果樹部
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