トビイロウンカおよびツマグロヨコバイに対するアコニット酸およびシュウ酸の吸汁阻害作用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The antifeeding activity of aconitic acids and oxalic acid on the Brown Planthopper(BPH), Nilaparvata Iugens (Stal) was determined by an improved artificial membrane method. These organic acids were administered to BPH as an aqueous diet containing 2.5% sucrose through an artificial membrane of stretched thin polyethylene film (Searon film^<[○!R]>) and the excreted honeydew was weighed. The organic acids were administered as free acids or salts neutralized to pH 7 with KOH or Ca(OH)_2. Oxalic acid was the most active antifeedant administered as free acid or salt, followed by (E)- aconitic acid (trans-aconitic acid) which has been reported as an antifeedant for BPH. The concentration (0.007%) of (E)-aconitic acid in the phloem sap of Barnyard Grass, Echinochloacrus-galli (Linn.) Beauv. var. oryzicola (Vasing.) Ohwi, collected by the razor method and determined by HPLC was more than 100 times lower than the concentration (over 1%) inhibiting feeding by the artificial membrane method. This suggests the uncertainty of the existing conclusion attributing the resistance of Barnyard Grass to BPH to the presence of (E)-aconitic acid in the plant. Significant feeding stimulation was observed with the salt form of (E)-aconitic acid and (Z)-aconitic acids (cis-aconitic acid) in a lower concentration range than that inhibiting feeding. Similar stimulation was observed in the Green Rice Leafhopper, Nephotettix cincticeps Uhler with the salt form of (Z)-aconitic acid.
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 1998-08-25
著者
関連論文
- (256) イネ縞葉枯ウイルスゲノム RNA の5'および3'末端の相補的塩基配列 (日本植物病理学会大会)
- (188) 遺伝子導入によるイネ縞葉枯ウイルス抵抗性イネの作出 (日本植物病理学会大会)
- トビイロウンカの防除時期について
- 415.ウンカ・ヨコバイ類の毒物学的研究 : III トビイロウンカ卵に対する薬剤の作用
- 530. ウンカ・ヨコバイ類の毒物学的研究 II. トビイロウンカのBHC耐性(一般講演)
- (257) イネ縞葉枯ウイルスRNA4のクローニングとシークエンス (日本植物病理学会大会)
- カドミウム含有水田転換畑におけるケナフ(Hibiscus cannabinus)を用いたファイトレメディエーションの試み
- ファイトレメディエーションにおける塩化第二鉄のカドミウム吸収促進効果(関東支部講演会, 日本土壌肥料学会支部講演会講演要旨集2004年度)
- 26 酵母Mn-SODを高発現する形質転換イネのストレス耐性向上
- 23 Brassica属植物におけるカドミウム集積能の比較(東北支部講演会)
- 22-41 ケナフ(Hibiscus cannabinus)を用いたファイトレメディエーションの試み(22.環境保全)
- 重金属環境汚染に対するファイトレメディエーション技術の実用化へ向けて (特集総説:重金属環境汚染バイオ浄化の新展開)
- 遺伝子組換え食品の誕生
- トビイロウンカおよびツマグロヨコバイに対するアコニット酸およびシュウ酸の吸汁阻害作用
- 昆虫病原ウイルスの感染を増進する糖タンパク質 微生物農薬は化学農薬に太刀打ちできるか?
- グルタミン合成酵素のトランジットペプチドによる葉緑体へのタンパク質の移送 : 植物
- グルタミン合成酵素のトランジットペプチドによるin vitroでの葉緑体へのタンパク質の移送
- 葉緑体外包膜へのターゲティング(シグナルはどこに?)
- 昆虫ポックスウイルス由来の核多角体病ウイルス感染増進物質遺伝子のクローニングと塩基配列の決定 : 微生物
- ウイルス殺虫剤の協力剤の開発
- C-7 ツマグロヨコバイの育苗箱施薬に対する抵抗性(毒物学・殺虫剤作用機構・殺虫剤抵抗性)
- B228 トビイロウンカの殺虫剤抵抗性(殺虫剤抵抗性)
- D209 東南アジア産トビイロウンカ・セジロウンカの薬剤感受性と翅型(薬剤耐性2)
- C103 育苗箱施薬用浸透性殺虫剤のツマグロヨコバイに対する吸汁抑制作用および薬剤抵抗性のパラフイルム法を用いた解析(毒理学・殺虫剤作用機構・抵抗性)
- 第44回日本応用動物昆虫学会報告
- C46 イネミズゾウムシ成虫の摂食阻害物質について(寄主選択)
- トビイロウンカの翅型発現とそれにみられる地域的変異性
- C-36 トビイロウンカの翅型発現とそれにみられる地域的変異性(生理学・飼育技術)
- 3. トビイロウンカの薬剤感受性の低下(D.トビイロウンカの薬剤感受性低下について)
- A415 稲ウンカ類における薬剤感受性の年次変動(作用機構・抵抗性)
- トビイロウンカに対する化学不妊剤の効果
- トビイロウンカに対するクロルジメホルムの作用性
- トビイロウンカのBHCに対する抵抗性
- 334. トビイロウンカ雌雄成虫に及ぼすtepaの影響
- ウンカ類の種間における殺虫剤の選択毒性
- 432 ウンカ・ヨコバイ類の毒物学的研究 I. BHCの吸収と代謝(昆虫毒物学, 昭和44年度 日本農学会大会分科会)
- コセナCMSに対する稔性回復遺伝子rfk1の同定(3) : rfk1対立遺伝子と稔性回復性の関係
- コセナCMSに対する稔性回復遺伝子rfk1の同定(2) : 稔性回復機能の証明
- コセナCMSに対する稔性回復遺伝子rfk1の同定(1) : rfk1遺伝子領域の確定
- (306) パパイア輪点ウイルス(PRSV)の外被蛋白質(CP)遺伝子の塩基配列決定 (日本植物病理大会)
- (232) 組織特異的発現プロモーターにより制御されたCPを介したRSV抵抗性形質転換イネの作出 (日本植物病理学会大会)
- F19 数地点産イネカラバエの光周反応(生活史・分布)
- (215) 3Aタンパク質をコードする遺伝子のアンチセンスRNAを用いたCMV抵抗性タバコの作出 (平成2年度大会講演要旨)
- (229) キュウリモザイクウイルス(CMV-O)外被蛋白質遺伝子のタバコへの導入と発現 (平成元年度日本植物病理学大会講演要旨)
- 除去法最前線 ファイトレメディエーション--植物による浄化の基礎と展望 (特集 土壌汚染--その現状と対策を考える)
- 耐塩性植物の開発はどこまで進んだか? (第20回バイオテクノロジーシンポジウム予稿集) -- (講演会の部)
- ウイルス殺虫剤の協力剤の開発 (昆虫機能研究会(平成8年度)) -- (分科会)
- 206 ウンカ類における殺虫剤の撰択毒性(昆虫毒物学, 薬剤防除, 昭和43年度日本農学会大会分科会)
- 遺伝子組換え食品の誕生
- 326. カイコ蟻蚕を用いた簡易殺虫試験法
- 231 ニトロ化合物の化学構造と殺虫力との関係に関する研究第12報 : フェニールニトロアルコール類の構造と殺虫性について(昭和40年度日本農学会大会分科会)
- 426 トビイロウンカに対する不妊物質の効果(昆虫毒物学, 昭和44年度 日本農学会大会分科会)