医原性疾患:成立に関連する諸因子と神経系領域における実態から(医原性疾患:第6回日本精神身体医学会総会より)
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概要
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The term, "iatrogenic disease", was originaly used by Sir Authur Hurst who gave a definition as follows : disorders induced the patient by autosuggestion based on the physician's examination, manner or discussion. Thereafter, this term has been used in various meanings and interpretations by many authors, which provoked much confusion on the concept of the iatrogenic disease. The author emphasized that it should be cleared up the following subjects for proper understanding of the iatrogenic disease : what is its clinical picture?, by what manner is it induced?, how is a mode of induced process and any other nacessary condition for regarding as the iatrogenic disease. Many factors related to the iatrogenic disease were analysed from 149 cases considered as it, Among many concrete facts as the factor of doctor's side, lack of psychotomatic approach to the patients was most conspicuous. Genetic mechanism of the iatrogenic disease was discussed from a atandpoint of doctor-patient relationship, factors in patient's side, factors in doctor's side and background factors.These factors are acutually intertwined in genesis of the iatrogenic disease. The author also pointed out some features of the iatrogenic disease in the neurological field.Importance of psychosomatic neurology was emphasized to prevent the iatrogenic disease.
- 日本心身医学会の論文
- 1965-10-01
著者
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