4. 神経切断後の塩味情報システム再形成過程(<総説特集>塩受容研究の新しい動向)
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概要
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味細胞は約10日のサイクルで新しく置き換わっている(ターンオーバー)が、その際も味の情報を変えることなく脳に伝えるための機構があるものと思われる。味細胞を切断し、神経と味蕾の再生過程における塩味応答のアミロライド感受性を調べた。味神経線維はそれぞれ適合する特定の味細胞またはその前駆細胞と選択的シナプスを作り、一定の味を伝えることが示唆された。
- 日本味と匂学会の論文
著者
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安松 啓子
九州大学大学院 歯学研究院 口腔常態制御学講座 口腔機能解析学分野
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安松 啓子
朝日大・歯・口腔機能修復・口腔生理
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安松 啓子
朝日大学歯学部口腔生理学分野:九州大学大学院歯学研究院口腔機能解析学分野
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