魚類の味覚 : 特にゴンズイを中心として
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概要
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魚類の味覚系の構造と機能は極めて多様であり、比較生理学と比較解剖学の格好の材料である。ここでは、ゴンズイを中心として、味受容器である味蕾の構造と分布、感受性、さらに第一次味覚中枢における体部位局在構築とその形成過程を述べ、魚類における味覚の多様性と共通性について考察した。また、ナマズの類では味覚だけを頼りに、一連の摂餌行動を行うことが出来ることが行動学的に明らかにされている。この摂餌行動を解発する神経機構についても、現時点で判明している部分を紹介する。
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