コンピュータ利用授業による新指導要領数学I / (2次関数)の概念形成に及ぼす効果に関する研究
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概要
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平成元年3月15日に告示された新学習指導要領では、数学Iの2次方程式の扱いが変化した。旧指導要領では、あらかじめ2次方程式の解き方を扱ってから、次の節の2次関数で方程式・不等式の意味を教えていたが、今回の指導要領では、初めに2次関数を教えてから、その後に2次方程式の意味と解法の授業へと移行するように提案されている。方程式の概念を視覚的なグラフを利用して形成する上では、新指導要領の方が無駄が無く適切であると言えよう。また新指導要領では、各科目を通してコンピュータ等の教育機器を活用して指導の効果を高めることが奨励されている。コンピュータの教育利用は時代の趨勢であり、新しい指導方法としてコンピュータを利用した適切なプログラムの開発が大いに期待されるところである。 本研究では、高等学校新学習指導要領数学I(2次関数)に焦点をしぼり、コンピュータを利用した授業プログラムを開発して、生徒が2次関数の概念を確実に形成できるように援助する可能性を探究する。
- 日本教育情報学会の論文
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