高等教育ネットワークの現状と新提言 : 仙台市の場合
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概要
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仙台市には市中とその周辺に10機関以上の大学が立地する。仙台市ではすでに社会教育行政の一環として、これら機関の特性を活かした連携を進めてきている。だが、実情は必ずしもその特性を十分に活かしきれていない。本研究では、その背景をまとめると同時に、連携としての好条件が機能していない原因を探った。具体的にはアクションリサーチとして、各大学の教員939名にアンケート調査を実施し、公開講座やリカレント講座といった社会教育に対する関心の程度を検証した。その結果を踏まえ、大学間連携を実効的に進めてゆく上で基盤となる組織化に関連してネットワーク概念に対する基本的間題と限界を指摘し、それらを克服する組織理念としての代替概念を提起する。
- 日本教育情報学会の論文
- 1998-08-03
著者
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