情報教育における情報哲学の必要性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
現在の情報教育はコンピュータ操作を中心に行われているが、これは私たちがこの単一分野についての教育が情報教育のすべてであると誤解してしまうこと、そして情報化の進展に起因する諸問題を多角的な視野から総合的に検討できなくなることにつながってしまう。また、コンビュータは情報を扱う際の実践的手段となるに過ぎないことから、私たちは情報の本来のすがた、そして人間と情報との関係性を見失ってしまう。 また、現代社会は哲学的批判によってそのあり方を見つめ直すことを半ば放棄し、そのためにさまざまな歪みを生み出しているが、情報教育の場においても同様の現象が起こっている。本研究は、情報教育がこれらの問題を解決する過程においての「情報哲学」の必要性を提起する。
- 日本教育情報学会の論文
- 1998-08-03
著者
関連論文
- 4X-9 人工補完学習とライザミックワーキング(学校・教室システム,一般講演,コンピュータと人間社会)
- 地域での学びによる教員の意識変容とその実践を通しての課題および解決案
- 無意図記憶の形成と刺激の明瞭性(研究発表F,AVプレゼンテーション,VII.第18回大会発表要旨)
- 人工補完による総合学習と個人的知識の創造
- 大学における情報教育と媒体における表現倫理
- 高等教育ネットワークの現状と新提言 : 仙台市の場合
- 情報教育における情報哲学の必要性
- 情報と知識:情報哲学による展開
- NPOによる公共圏におけるあらたな学習創造の試み : 市民の協働作業による地域学習の実践から