妊婦の食生活の分析と保健指導 : ダイエットタッチによる分析
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概要
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今回妊婦への食事指導のあり方を検討するため妊婦11名に対し,3日間連続記録法により食生活及び生活活動(生活時間)調査を行った。その結果(1)妊婦の73%は栄養所要量に達しておらず,蛋白質,鉄,カルシウムが不足し塩分,脂質の過剰摂取が認められた。(2)インスタント及びレトルト食品の利用は比較的少なかったが,昼食の外食が81.8%認められた。(3)妊婦の生活パターンが夜型となっており,食生活への影響があることがわかった。以上のことから,妊婦への食事指導を実施するにあたり,次の4点が重要であることが示唆された。(1)妊婦の食生活をできるだけ早期に把握すること。(2)食生活のみでなく,妊婦の生活パターンをあわせて把握し食行動をとらえる。(3)簡単で具体的な指導とするためダイエットタッチなどの利用により,妊婦に栄養の過不足が実感できるようにする。(4)定期健診時を利用し食事内容をチェックし,修正することで妊婦に食生活を改善できるという自信をもたせる。
- 順天堂大学の論文
- 1996-03-29
著者
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