長崎地方における1914年から2001年までの黄砂現象の経年変化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Yellow sand dust events (Kosa in Japanese) are very interesting phenomena on the viewpoint both of the atmospheric aerosol optical properties and their various influences on the global warming processes. The dates on which the yellow sand dust events have been observed at the Nagasaki Marine Observatory of the Japan Meteorological Agency were tabulated for 88 years from 1914 to 2001. Since the City of Nagasaki (33°N, 130°E) is located at the western seashore on the Kyushu Island, it is the nearest place to the Asian continent from Japan within a distance of 1000km. The purpose of this study is to reveal the secular variation of the dust events for providing a fundamental data concerning the atmospheric aerosols and the global environmental studies. The main results in this study are as follows. (1) The mean number of days of the yellow sand dust event at Nagasaki for the period of 88 years was 6.1 days per year, although it showed a large fluctuation year by year. (2) A significant maximum number of days of the dust event in the interval of ten days was 91 days/88 years in the middle of April. (3) The number of days of the dust event in recent years has increased in March and April, and decreased in May. This feature is very interest from the viewpoint of an influence of the global warming.
- 長崎大学の論文
- 2003-01-31
著者
関連論文
- 1998年6月26日に九州西部で見られた地形性降水バンドに関する解析と数値実験
- 黄砂のライダー観測(黄砂の発生状況と日本への影響)
- B203 2005年春季における非水溶性粒子の粒径分布の測定および複素屈折率虚数部の推定(物質循環II)
- 黄砂飛来時の非水溶性粒子の粒径分布および吸収特性
- C207 黄砂飛来時の非水溶性粒子の粒径分布および吸収特性(スペシャルセッション「高所山岳を利用した大気科学の展望:富士山頂を観測拠点に」)
- 黄砂の光学的特性
- 地域気象モデルと結合した黄砂輸送モデルの開発と1998年4月の黄砂シミュレーション
- 日本各地における非水溶性エアロゾルの粒径分布観測 : 2003 年春季の観測結果
- 1A1106 2006年春季の長崎における微小粒子状物質の炭素成分濃度と炭素安定同位体比の変動(1空間-5東アジア,一般研究発表)
- C162 長崎地方における2005年春の黄砂現象の特徴(物質循環II)
- P124 長崎県地方における黄砂を含む大気エアロゾルの光学的・物理的特性
- B312 長崎地方における2004年春季の黄砂現象の特徴(アジアンダスト気候学,スペシャルセッション「アジアンダスト」I)
- P174 九州西海岸地方における2003年春の黄砂現象
- P116 長崎地方における2002年の黄砂現象の特徴
- 「しらせ」による日本周辺の洋上エアロゾル観測 : 非水溶性エアロゾルの粒径分布の測定
- P322 長崎県における2006年春季の黄砂現象と越境大気汚染
- P303 長崎地方における2005年11月の黄砂現象
- B363 太陽周辺光観測から得られた黄砂の光学パラメータの導出(ダスト光学特性と放射強制力,スペシャルセッション「アジアンダスト」II)
- 火山地域におけるGPS測位に及ぼす局地的な水蒸気変動の影響について(GPS論文小特集)
- 長崎半島付近で発生したライン状降雨 : 1997年7月11日の事例
- 長崎県諫早地方における地形性ライン状降雨と移動性降雨系との合体による豪雨の発生
- B353 ライダーネットワークによる2004年春季黄砂分布の観測(アジアンダストモニタリング,スペシャルセッション「アジアンダスト」II)
- P173 小型ライダーにより観測されたダスト・液滴エアロゾル鉛直分布の変動
- D205 2003年春の黄砂現象の解析 : 偏光ライダーによる連続観測(物質循環I)
- 偏光ライダー連続観測が捉えた黄砂の年々変動
- 偏光ライダーによる黄砂のネットワーク観測
- 黄砂現象の光学
- 2章 雲仙火山災害の気象学的特性(1部 火山災害への自然科学のアプローチ)
- 林巳奈夫博士による中国古代史上の 「 かさ現象 」 に関する論考
- D203 東シナ海域および雲仙岳山頂における黄砂現象の観測(物質循環I)
- D155 長崎地方における2005年春の小粒径エアロゾルの組成(エアロゾル)
- P108 「しらせ」による日本周辺の洋上エアロゾル観測 : 非水溶性エアロゾルの粒径分布の測定
- 天と地と : 長崎大学39年
- 長崎県南部地方における豪雨と地形(環境科学部創立10周年記念特別号)
- 黄砂の地上ネットワーク観測
- 長崎地方における1914年から2001年までの黄砂現象の経年変化
- 長崎地方における黄砂現象の解析
- 東シナ海・九州梅雨観測 : 2002(X-BAIU-02)の概況報告
- 長崎付近で発生した1996年6月の持続型ライン状降雨
- Sky radiometer観測による1996年〜2002年の黄砂の光学的特性
- 地球環境研究の現状と課題 : 長崎大学環境科学部の場合
- 長崎地方における1999-2000年春の黄砂現象
- 北京・長崎・つくばにおける小型ライダーによる対流圏エアロゾル連続観測
- 長崎県諌早地方における1999年7月23日の大雨
- 1章 黄砂現象 : 大陸からの小さな旅人たち(I部 地域自然環境)
- 光散乱式粒子測定器で測定された長崎の黄砂現象 : 1996〜1998