沖縄における地域農業構造変化の数量的分析
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概要
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本稿では,本土復帰以降の沖縄農業を成長期と停滞期に区分し,集落レベルで地域農業構造の変化とその地域性について数量的分析を行った。成長期における集落類型の主な展開方向は,サトウキビ農業の展開と兼業化であり,前者は主に各離島地域,後者は本島南部に示された。また土地資源の利用はいずれの地域や類型において向上した。停滞期における主な展開方向は園芸作による集約化と兼業化であり,前者は主に本島北部,後者は本島南部に示され,本島中部では両者とも示された。またサトウキビから畜産への展開方向は八重山諸島を中心に示された。土地資源の利用はほとんどの地域や類型において低下したが,とりわけ,地域的には沖縄本島の各地域および八重山諸島,類型的には兼業型,兼業工芸作型および畜産型が顕著である。
- 沖縄国際大学の論文
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