退院の受容が困難であった患者の理解
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概要
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入院継続の必要性はないと判断されたが円滑な退院が困難であった2事例の退院の受容を阻害していた状況および退院受容の背景を理解することを目的として,患者・家族とのかかわりや記録を振り返り検討した.事例1では身体的問題,心理的問題,看護婦のかかわりの問題などにより退院への不安を抱いていたと考えた.事例2では長期入院で,丁氏だけでなく家族も病院へ依存的になったと思われ,また在宅療養に向けての家族の支援も不足し,退院の受容が困難になったと考えた.円滑な退院における早期からの家族を含めた積極的,全体的・継続的なかかわり,患者の本質の理解,心理・社会的問題の把握の重要性を再確認した.
- 長崎大学の論文
著者
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井上 歩
特別医療法人春回会 長崎北病院
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西山 久美子
長崎大学医療技術短期大学部看護学科
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浦田 秀子
長崎大学医療技術短期大学部看護学科
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浦田 秀子
長崎大学医療技術短期大学部
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井上 歩
医療法人春回会長崎北病院
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