<原著論文>乳幼児を持つ母親の心理的問題と疲労 : 阿見町調査から
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概要
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茨城県阿見町において, 乳幼児を待つ母親の心理的問題と疲労について検討するため, 450名の母親に自記式調査票の郵送法による調査を行った。有効回答数は312名(69.3%)であった。心理的側面での育児上の問題を分析したところ, 東京都内での先行調査結果と同様, "育児不安" "児への苛立ち" "負担・犠牲感" "不満足・不全感" から成る「育児ストレイン」の概念が抽出された。半数以上の母親が訴えた蓄積疲労徴候は, 腰が痛い, よく肩がこる, 疲れやすい, イライラすることが多いであった。また, 育児ストレインが高い, A型行動タイプ度が高い場合に母親の蓄積疲労は高くなり, 夫からのサポート感がある場合に蓄積疲労が低くなるという関連が確かめられた。
著者
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