玄手川水路底改修に伴う水生植物の回復
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
従来の河川や水路の改修においては,水管理や江ザライの省力化を目的として,コンクリートを多用した底張りや護岸が行われてきた。そのため,改修工事を行なった水路で,水生動植物などの野生生物が減少・絶滅するという現象が起き,生物の多様性が危ぶまれるようになった。しかし近年,自然環境に対する社会的関心が高まり,治水・利水等の機能の維持と,河川・水路のもつ自然環境を調和させた生物のすみ易い近自然工法が注目されている。ところが,近自然工法が適用されても,施工後その効果の追跡調査が十分行われていないので,その工法が適正であったかどうかは数量的にはわからない場合が多い。本研究では,玄手川の水路底が水環境整備事業によって新しい工法で施工された後,従来の水草がどのような経過をたどってどれだけ再生したかを明らかにした。
- 富山県立大学の論文
- 2001-03-30
著者
関連論文
- 新川地域の道路交通システムにおける新たな提案
- わが国の高齢化の現状と農村における施策
- 水田転換樹園地におけるインテークレイトの測定
- 休耕田を利用した地下水涵養手法
- 農業排水路に設けられたワンドが生態系の回復にはたす効果
- 水路の水草内の流速測定
- 玄手川の近自然工法の総合評価
- 近自然水路工法における堆砂と水草の再生
- 玄手川の生態系保護区におけるトミヨの生息状況
- 玄手川で実施された近自然水路工法における水収支の変化
- 近自然水路工法における水収支の変化
- 近自然水路工法におけるトミヨの生息
- 農業土木技術者の倫理規程について
- 近自然水路工法と維持管理の改善
- 灌漑用パイプラインにおける末端流出水温の推定
- 高齢者に配慮した農村の整備
- 潅漑用パイプラインの水温(その 2)
- 農業土木技術者の倫理規程の解説
- 水路底改修に伴う水生植物群落の遷移
- 公共事業の説明責任と評価
- 地域環境に応じた新しい潅漑システム : 調整池潅漑システムの考え方
- 農道の環境整備とその手法
- 近自然水路工法と水生植物の回復
- 玄手川水路底改修に伴う水生植物の回復
- 調整池潅漑システムの計画手法と実施例
- 調整池潅漑システムの計画手順について
- 農家意向調査による水田用調整池容量の算定
- アンケート調査による水田用調整池の容量設計
- 水利権からみた富山県の農業用水
- 潅漑用調整池容量の算定法
- 貯留時間による調整池容量の検討 : 調整池とパイプラインによる水田潅漑システムの研究(IV)
- 調整池の水収支の特性 : 調整池とパイプラインによる水田潅漑システムの研究(III)
- 灌漑用パイプラインの水温(その 1)
- 刀利ダムにおける水温と気温の関係
- 調整池潅漑システムの調整池容量の算定
- 礪波平野における調整池灌漑システムの実験と評価 (北陸の農業農村整備)