和服着装に関する研究(第1報) : 浴衣と帯の利用について
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概要
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和服は私達の生活の中で長い間親しまれ,豊かな衣生活と伝統文化の発展にたずさわってきた.しかし,現代の衣生活において,和服の着装は日常着から儀式や趣味的な着用へと変化している.このような流れの中で,伝統衣裳として,現代生活に適した和服の着装形態について考察し,教育に生かしていきたいと考える.今若年層においては,成人式や卒業式のファッションとしての和服がみられるなかで,3年続きの"浴衣ブーム"も定着されつつあるといわれる.日本衣料管理協会や日本きもの教育センターの発表によると,女子高校生では79%,大学生では47.7%が浴衣での外出体験を持っている.呉服業界においても,気軽に購入し着用できる和服として,浴衣のプレタ化や付け帯の帯結びの工夫等もみられる現状である.そこで本報では,***の浴衣と帯の着装及び調製の方法,さらに和服の着装を簡便にする付け帯についてアンケート調査を行い,実態を明らかにすることが出来たので報告する.
- 1994-03-05
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