授業における討論の課題設定について(その2) : 大学教育実践研究(3)
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概要
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本紀要第44巻所収の拙稿の続報である。初めて本格的なディベートを導入した1993年度前期「教育課程論I」の授業実践を紹介・自己分析している。1991年度のような単に立場指定をしただけの「ディベート的な討論」ではなく、プログラムの明確化と時間制限、審査員制による勝敗判定などを取り入れて3回にわたるディベートを行ない、さらにその後3つのディベート論題について再度学習と討論を行なった。前稿で残した課題である「何をこそ討論するのか?」という課題設定のあり方について、小学校授業実践の個別的検討というレベルにおいてではあるが、模索している。今期の自らの授業実践を総括して、「教育法法学教育」「教育課程論教育」の一般的課題設定との関係において分析する。
著者
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