古楽愛好家,J.ホーキンズ
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では,『音楽の学と実践の通史』(1776)の著者,J.ホ-キンズ(1719-89)をとりあげ,その生涯の多面的な活躍と『通史』成立の事情をさぐり,さらに,ホ-キンズが『通史』で詳述した3人の音楽家,T.ブリトン,J.C.ペブシュ,J.イミンズの功績を検討する。ホ-キンズが強い共感を寄せた3人の音楽家の市民コンサートの主宰者,すぐれた音楽の収集家としての活躍と,古楽尊重の視点は,音楽の専門家で同時代の音楽に目を向けたC.バーニーと根本的に異なるものといえよう。
著者
関連論文
- 欧米の伝承歌遊び
- 古楽愛好家,J.ホーキンズ
- グルック=ピッチンニ論争について
- 18世紀イギリスの古楽復興
- G.ゲイの《乞食オペラ》について
- J.ホーキンズとC.バーニーの二つ『音楽通史』の比較研究
- 明治期の和徳小学校の唱歌教育
- 民俗区芸能の教材化と実践の諸問題
- 日本の音楽教育に於ける身体表現のあり方 : 明治期の唱歌遊戯を中心として,舞踊と音楽の関係についての理論
- 地方に於ける洋楽の普及 : 明治期の弘前市における唱歌教育
- ヴァイオリン奏法の確立と展開 : 18世紀のヴァイオリン指導者と現代音楽(20世紀音楽)に関して
- C.バーニーの『ヘンデル略伝』
- J. A. ヒラーの『装飾歌唱法』について
- C.バーニーの『音楽通史』について
- L.モーツァルトの『ヴァイオリン奏法』について
- C.バーニーのドイツ音楽紀行
- C.バーニーのイタリア音楽紀行
- C.バーニーの音楽教育
- C.バーニーの翻訳オペラ『知恵者The Cunning Man』について
- B.Marcelloの 『当世風劇場(Il Teatro alla Moda)』について
- 18世紀の歌唱芸術 : P.F.Tosi の『過去と現在の歌手についての見解』
- ラモーの和声理論とその展開