ロケット搭載フォトメータによる夜間連続大気光の4波長帯同時測定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ロケット搭載フォトメータにより夜間連続大気光を異なる4波長域で同時測定することに初めて成功した。可視域から近赤外域における連続大気光のスペクトルと発光層の高度分布が同時に得られ, 連続大気光に関する次のような詳細な事実が明らかになった。(1)天頂積分強度は1.1R/nm (0.50μm), 3.5R/nm (0.61μm), 3.4R/nm (0.71μm), 2.8R/nm (0.82μm), である。(2)測定されたスペクトルは室内実験で得られた励起状態のNO_2からの連続発光スペクトルに一致する。(3)4波長帯で測定した連続大気光の高度分布は一致し, 発光層のピーク高度は90±1kmである。(4)NO+O+M→NO_2+M の三体反応を仮定する励起機構は測定結果を良く説明する。
- 宇宙航空研究開発機構の論文
著者
関連論文
- 吸光法による大気中NOXの観測 (1986年度筑波大学水理実験センター年次研究報告会講演要旨ー1)
- S-310-27ロケットによる高度15-100kmのオゾン密度測定
- ロケット搭載フォトメータによる夜間連続大気光の4波長帯同時測定
- 夜間大気光O 2 Atmospheric (0-0) 及び OH Meinel band のロケット観測
- 高緯度における中間圏オゾンの観測(f.極域電離層)(第2回極域における電離圏磁気圏総合観測シンポジウム : Part II)
- 夜間大気光0_2 Atmospheric及びOHマイネル帯のロケット観測
- 太陽吸光法による大気NO_2全量の観測
- 大気光強度変化のバルーン観測[II]
- 大気光強度変化のバルーン観測[I]
- L-3H-8による夜間大気光観測とロケット姿勢の検出
- 4p-L-12 ヘリウム共鳴線を使っての、いくつかの気体の 光電子分光
- 大気中NO2の分光観測結果と風データを用いた考察