S-310-27ロケットによる高度15-100kmのオゾン密度測定
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概要
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S-310-27号機に搭載したPhotometerで,太陽紫外放射強度の測定を内之浦において1998年1月25日の夕刻薄明時に行った.4波長の検出器すべてにおいてデータが得られ,解析により高度15-100km間のO_3密度の高度分布が得られた.高度35-70kmでは上昇時下降時共実験誤差内で良く一致した.今回の観測では高度70-100kmのO_3密度が得られ,高度77kmに極小があり高度80-90kmに第二ピークが存在する構造が明確に得られた.ロケット上昇時と下降時の間に高度65-90kmでO_3密度が時間変化していることが判明し,第二ピークのO_3密度は5分間に20%減少した.高度15-70kmのO_3密度は内之浦で継続して行われているMT-135による昼間時の観測結果および,SAGE衛星による測定値と一致した.
著者
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