電波誘導方式(I)
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概要
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人工衛星の打上げにおいて,現在は最終段ロケットの打出し姿勢角のみがあらかじめ設定された方向へ制御されているが,それまでに受ける外乱が大きいため,達成軌道は予定値からずれる可能性がある.この外乱は追跡レーダにより実時間で算定されるので,この情報をもとに最終段ロケットを制御することにより軌道精度をあげる可能性がある.現在の打上げ方式は,前段の弾道軌道頂点で,局地水平方向に最終段ロケットを打出すため,頂点に達するまでかなりの時間がある.したがって,打出しまえに,弾道軌道を推定し,最終段ロケットの最適制御則を求め,これらの結果を飛しょう体へ指令することが可能であり,電波誘導方式は比較的簡単な装置およびプログラムで実現される.
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