インピーダンスプローブによる電離層の有効再結合係数の観測
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概要
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S-310-3号機ロケットに搭載された電子密度観測用インピーダンスプローブによって夜間の電離層における有効再結合係数(α eff)が測定され次のような結果が得られた.i α eff=0.77〜1.1×10^<-7>cm^3 sec^<-1> (170〜180km) α eff=1.9×10^<-7>cm^3 sec^<-1>(130km)であった.iiこの値は,Biondiの実験式に今回測定された電子温度の値を代入して得られた値にほぼ一致していた.iii風に基づくイオンの力学的な輸送効果が考察されてM層上方でのα effがより大きい目に補正された.iv α effの電子温度依存性が調べられ,Biondiの結果と似たような傾向を推察することができた.
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