S-310-3号機に搭載されたインピーダンスプローブによる電離中間層の観測結果
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概要
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S-310-3号機ロケットに搭載されたインピーダンスプローブによって夜間の電離層電子密度の高度分布が測定され,高度150km〜170kmにM層が観測された.今回観測されたM層はFujitakaのモデル潮汐風の東西成分によって生成されたと考えられる.KSCでこれまでに観測されたM層の特性からKSCが潮汐風の南北成分の反転する緯度的境界地点に近いことが調べられた.BoulderとWallops島で観測されたM層は,150km以上では南北風によって生じ,130km以下では東西風によって生成されることがわかった.AreciboのM層がモデル南北風を反転させた風系によって生じていることから,低緯度では南北風の風向きが反転していることが明らかになった.
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