Studies on Index of Physical Work Loads in Orienteering Courses
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概要
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種々なオリエンテーリングコースにおけるorienteerの生体負担を評価するために, orienteerの生理的応答を検討し, 次のような結果が得られた。1. 2,3のオリエンテーリングコースではエネルギー消費量とオリエンテーリングコースの長さとの間に直線関係があった。しかし, 他のコースでは, それぞれの距離に対し, エネルギー消費量が高く, はっきりした関係はなかった。2. 所要時間とオリエンテーリングコースの長さとの間には二つの関係があった。一つはこれらの間に直線関係があり, コースの距離によって所要時間が推測できる。他のコースではこれらの間に指数関係が成立し, コースの距離にともなって, 所要時間が指数関数的に増加した。これらのオリエンテーリングコースは難しく, 複雑で, 当然生体負担も高くなる。3. それぞれのオリエンテーリングコースでの最高の生理的応答はそのコースを質的に評価する危険因子となり, 最高の毎分酸素摂取量, 心拍数, 血圧はその指標となる。4. 平均的な生理的応答はオリエンテーリングコースの生体負担を量的に評価する指標となる。一般にはオリエンテーリング中の平均心拍数はそれぞれのコースにおける orienteer の総合的生体応答を代表することになる。5. エネルギー消費量は量的および質的方法によって表わされるべきである。総エネルギー消費量はオリエンテーリングコースを評価する一つの方法であるが, 質的評価には十分ではない。相対的エネルギー消費量(kcal/hr./km)はオリエンテーリングコースの質的意義を表わす。
著者
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Iwagaki Suketsune
東海大学体育学部生理学研究室
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Kazami Masatoshi
東海大学体育学部生理学研究室
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Iwagaki Suketsune
東海大学体育学部生理・運動生理学研究室
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Asanuma Kentaro
東海大学体育学部生理学研究室
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