三つの次元からの遊び概念の検討
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概要
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遊び概念を規定する際,他の活動との区別する基本的な規定として,”面白さ”と”虚構”を挙げた。その上で,この基本的な規定を参照して,遊びの内容的な規定,すなわち,遊びの精神(遊び心)を検討し,”戯れる,娯しむ,装う,冒(ため)す”の4つを取り上げた。さらに,3つには,遊びの内容的な規定と裏表をなすものとしての遊びの活動形態としての規定を,遊びの自己満足,遊びの自主性,遊びの変化性,遊びへの集中の4つの側面を内容的な規定とも関連させて整理した。この整理に基づいて,遊びの保育の保育計画づくりの見通しと今後の課題について言及した。In this paper I pointed out firstly that it is need to make clear 3 dimensions of definition of play.First is the basic definition differing from other activity,the second definition as a content of play which is related to the spirit of play and third is the definition as play activity form.As to first dimension I suggested“Fun”and“Fiction”as basic befinition of the play to differ the play activity from other activity.And I also investigated the definition of contents of play as the spirits of play referring it and we got four categories,that is,Jsest,Amusement,Pretend and Challenge.I also suggested selfrealization,Spontaneity,Flexibility and and Involvement as activity form of play.And I also pointed out the perspective of making play focused on educare curriculum and next problem on it.
- 大阪教育大学の論文
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