筋音図と筋電図の周波数解析の検討

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概要

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本研究の目的は、膝関節90度屈曲位で等尺性膝伸展時の大腿四頭筋筋活動を筋音図(MMG)と筋電図(EMG)を用いて周波数解析を行い検討することである。健常成人男性6名に対して、大腿直筋(RF)、外側広筋(VL)、内側広筋(VM)を被験筋とし、膝関節伸展における最大随意収縮(MVC)を求めた。MVCを基準に20%・40%・50%・60%・70%・80%MVCの張力を、一定時間持続した時のEMGとMMGを高速フーリエ変換法で中央周波数をそれぞれ求め、比較検討した。その結果は、EMG・MMG共にRFがVL・VMより「高い傾向を示した。また、EMGは%MVCと中央周波数との間には直接関係は認められなかったが、MMGでは認められた。つまり、EMGよりもMMGによる周波数解析の方が、より%MVCとの関係を明確にあらわすことが示唆された。
山形県立保健医療大学の論文
2002-03-01

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