<研究ノート>おむつ装着感と精神状況及び身体状況の傾向の分析 : 学生のおむつ装着体験とアンケート調査より
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概要
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おむつ着用は精神的な問題を大いに含んでいる。おむつ利用の高齢者の精神的問題を把握する基礎的資料を得る目的で,本学地域福祉学科1年生におむつ装着排尿体験を行うと共に調査をおこない,1)おむつ装着感の傾向,2)おむつ装着と精神的傾向,3)おむつ装着時の身体的傾向,4)おむつ装着時の日常生活行動等の観点から分析した。その結果,全ての種類のおむつでは,装着感が排尿時を頂点として後60分まで悪化傾向が持続していた。おむつ装着感が感情を起こし,感情の持続が気分に影響し,また,認識が生活行動範囲に影響し,おむつの機能が感情に影響すること等が示唆された。また,リハビリパンツの装着感や機能への感じ方が他のおむつより良く,行動範囲も広いことが認められた。しかしおむつ装着は精神的問題が大きい事を再認識した。原因であるおむつ装着感の多方面からの系統的な改善方法の解明と,おむつの機能の更なる改良が重要である。
- 2000-12-25
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