日本における飼料中のフモニシン汚染実態
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概要
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2004年および2005年に日本国内で流通した主な飼料原料および配合飼料(計109検体)について、フモニシンB1、B2およびB3の汚染実態を調査した。試料の精製にはイオン交換カートリッジカラムを用い、LC/MSにより定量を行った。その結果、とうもろこしおよびその副産物、マイロ(グレインソルガム)、ライ麦並びに配合飼料については、全ての試料からフモニシンが検出された。一方、玄米、綿実およびアルファルファからは検出されなかった。とうもろこしおよび配合飼料中のフモニシンB1の平均値はそれぞれ350および340 μg/kgであり、最高値はとうもろこしの1,900 μg/kgであった。
- 日本マイコトキシン学会の論文
- 2007-01-31
著者
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