雑音量に依存しない音声/雑音領域判別法を利用した音声強調の改良
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概要
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音声強調において, 音声領域と雑音領域の判別は音声の雑音除去と明瞭性の向上の両面から重要である。本論文では, 雑音量に依存しない音声領域と雑音領域の判別方法を利用した音声強調法を提案する。提案方法では, 音声領域と雑音領域の判別のしきい値を雑音量によって適応的に変化させることにより, 判別時の雑音の影響を低減させる。提案方法についてNOISEX-92の4種類の雑音による性能評価を行う。その結果, 提案方法は従来方法より音声/雑音領域の判別が雑音量に依存せず, 正確に行われることを示す。提案方法によって強調した音声は雑音除去性能を維持しながら音声歪を減少できることを示す。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 2005-12-25
著者
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呂 建明
千葉大学大学院融合科学研究科
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谷萩 隆嗣
千葉大学大学院融合科学研究科
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野村 行弘
千葉大学大学院自然科学研究科:(現)東大医学部附属病院
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関屋 大雄
千葉大学大学院自然科学研究科
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呂 建明
千葉大学大学院
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谷萩 隆嗣
千葉大学大学院 自然科学研究科 情報科学専攻
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野村 行弘
千葉大学大学院・自然科学研究科
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