日本における市中肺炎患者に対するクリティカルパス導入による抗生物質の投与日数及び費用に対する影響
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概要
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The aim of this study was to assess whether Marrie's critical pathway is an effective approach to reduce the duration of antibiotic intravenous therapy and drug cost in patients with community-acquired pneumonia (CAP) in Japan. We conducted a retrospective cohort study in patients with CAP who were admitted to a community hospital or a university hospital. We collected clinical and economic data from medical records and medical fee receipts and estimated drug cost for switching the dosage form using Marrie's critical pathway. Outcomes of this study were change in duration of intravenous therapy and drug cost. Fifty patients with CAP were selected from two hospitals. Actual days of antibiotic intravenous therapy were 9.5±4.2 days; in contrast, estimated days were 1.2±3.0 days (p<0.001). Actual drug cost was 37148±28791 yen; in contrast, estimated drug cost was 8364±18356 yen (p<0.001). Average reduction of days of therapy and drug cost were 8.3 days and 28704 yen, respectively. This study suggests that the implementation of Marrie's critical pathway may be an effective approach to reduce medical resources used for CAP treatment in Japan.
- 社団法人日本薬学会の論文
- 2005-08-01
著者
-
鈴木 幸男
北里研究所病院呼吸器内科
-
竹下 啓
北里研究所病院呼吸器内科
-
池田 俊也
慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室
-
清水 喜八郎
北里研究所
-
池田 俊也
国際医療福祉大学薬学部
-
土本 寛二
北里研究所病院内科
-
阿部 直
北里大学呼吸器内科
-
阿部 直
北里大学 内科
-
阿部 直
北里大学 医学部附属医学教育研究開発センター医学教育研究部門
-
土本 寛二
北里研究所病院 消化器内科
-
土本 寛二
北里大学薬学部附属臨床薬学研究センター
-
土本 寛二
北里大学薬学部附属臨床薬学研究センター 生体制御学
-
土本 寛二
北里研究所基礎研究所
-
土本 寛二
慶応義塾大学 内科
-
坂巻 弘之
名城大学薬学部臨床経済学教室
-
坂巻 弘之
医療経済研究機構研究部
-
内倉 健
北里大学薬学部臨床薬学研究センター医薬品情報部門
-
鈴木 幸男
北里大学薬学部生体制御学講座
-
鈴木 幸男
北里研究所病院内科
-
鈴木 幸男
日本喀痰研究所
-
内倉 健
北里大薬学部
-
橋口 正行
北里大薬学部
-
阿部 直
北里大医学部
-
望月 眞弓
北里大薬学部
-
池田 俊也
(財)医療科学研究所
-
竹下 啓
慶応義塾大学 内科
-
竹下 啓
北里研究所病院呼吸器科
-
土本 寛二
北里大学薬学部:北里研究所病院臨床試験部
-
鈴木 幸男
北里研究所病院 呼吸器内科
-
清水 喜八郎
北里研
-
坂巻 弘之
名城大学
-
竹下 啓
北里研究所病院 内科・呼吸器科
-
池田 俊也
慶應義塾大学
-
清水 喜八郎
東京女子医科大学内科・臨床中央検査部
-
土本 寛二
北里研究所付属病院内科
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