衛星搭載合成開口レーダとスペクトラム分配の動向 : 災害監視(宇宙応用シンポジウム-災害監視衛星特集-)
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概要
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全天候昼夜を問わず観測できる合成開口レーダは、災害監視になくてはならないセンサである。LバンドSARでは、ALOS搭載PALSARが本年9月打ち上げれる予定である。これについてはWRC-97において一次格上げされたが、脚注により実質二次業務である。5GHz帯は、WRC-2003において320MHzまで分配され、9GHz帯では、WRC-2007の議題で、最大500MHzへの拡大が検討されることになっている。400MHz帯については、熱帯雨林のバイオマスの観測に有用であり、WRC-2003において初めて二次業務として432-438MHzが分配された。災害監視には高分解能の要求があることから、帯域幅300MHzで将来500MHzまで拡大する可能性のある9GHz帯のSARは有望である。ここでは、災害監視に必要な高分解能の合成開レーダについての性能概要を初めて網羅するとともに、ステータス向上の立場からスペクトラム分配上の問題について述べる。
- 2005-06-22
著者
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