地域IXを利用した分散型大学ネットワークの運営
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概要
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2002年度に山梨県立女子短期大学のインターネット接続システムの更新を行った.これまでのシステムでは,接続のためのすべての機器を大学内に設置し管理を行っていた.このモデルは管理を集中的に行える長所があるが,小規模の大学で、しかも、大学内にシステムをすべて設置するため,(1)運用に携わる人数が制限される場合にシステムの運用が少数の人間依存してしまう.(2)24時間停止しないシステムを作るのが困難などの問題がある.そこで、新システムでは,これらの問題に対処したシステムの構築を行った.まず,インターネット接続システムをサーバ系とアクセス系の2つに分離する.サーバ系のシステムはISP(Intenet Service Provider)のハウジングサービスを利用し,アクセス系システムはSINETに接続を行った.さらに,この両システムを地域IX(Internet eXchange)を介して高速に接続した.本稿では,このシステムの紹介を行うとともに,運用状況について報告する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-12-13
著者
-
八代 一浩
山梨県立女子短期大学
-
笹本 正樹
ニスカ株式会社
-
大西 康雄
山梨県立大学国際政策学部
-
岡 裕人
(株)ウインテックコミュニケーション
-
大西 康雄
山梨県立女子短期大学
-
二戸 麻砂彦
山梨県立女子短期大学
-
大西 康雄
山梨県立大学国際政策学部総合政策学科
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