Gmailシステムを用いた大学メールシステムの構築と運用

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概要

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大学においてメールシステムは欠くことのできないシステムとなっている.これにともない,利用者からは,可用性と多様なアクセス手法を持つことが要求されるようになった.しかし,これらの要求に答えるためには,多くの費用がかかるため,小規模大学では実現するにが困難である.山梨県立大学では Google 社が提供する Google Apps Education Edition を用いたシステムを構築した.クラウドサービスを利用することにより,利用者の要求に応えるシステムを構築が可能である.一方で,すべての運用をクラウドサービスに依存してしまうと,大学の運用ポリシーに基づいた運用を行えない.そこで,クラウドサービスの一部をシステムに組み込んだメールシステムの構築を行うことにより,この問題を解決した.本論文では,このシステムの構築とその運用状況から,システムの有効性を評価する.
一般社団法人情報処理学会の論文
2010-02-22

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