被服における色と形態の一考察 : 布とその布で作製したワンピースドレスとのイメージの差異

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
この研究は6色のブロードの布片と、その布で作製した6色の同一デザインのワンピースドレスを用いて、被服における色と形態についてのイメージの差異を探った調査実験である。その結果のまとめが下記の3項目である。(1)ブロードの布片とワンピースドレスとの各6色のイメージは、高彩度で色相差のある5色と黒で、それぞれに色の差があるため、色のイメージの特徴が顕著にみられた。一方、差の検定及び相関係数などの結果では、布とワンピースドレスのイメージについては、色によっては差異がある色とない色とがあった。(2)緑や黄色では、布とワンピースドレスのイメージの差異がみられたが、赤の色にはイメージの差異はみられなかった。(3)相馬らの「色と形態」の調査実験の報告と、本報の実験とは、似た傾向の結果が得られた。
2002-06-01

著者

盛田真千子
文化女子大学

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク