日本の諸都市における人口とヒートアイランド強度の関係

元データ 2003-08-31 社団法人日本気象学会

概要

都市の人口とヒートアイランド強度との関係を調べるため長野県佐久市と浅科村の6集落において,自動車による気温の移動観測を149回実施した.その結果,晴天日中,曇天夜間,晴天夜間のいずれのケースにおいても各集落の平均ヒートアイランド強度と人口との間には対数比例の関係が認められた.回帰線の傾きについては晴天日中と晴天夜間は同程度であったが,曇天夜間はそれらに比べ小さい.平均ヒートアイランド強度の季節変化については夜間には明瞭な違いが認められないが,日中には夏季がほかの季節と比べ大きいことがわかった.また,今回の調査集落のほか,1年間を通じて観測があった日本の諸都市における観測結果を加えて,最大ヒートアイランド強度と人口の対数との関係を調べた.その結果,回帰線は30万人付近で折れ曲がるのではなく一本の直線で表現された.

著者

榊原 保志 信州大学
榊原 保志 信州大学教育学部理数科学教育講座
北原 祐一 長野県立丸子実業高等学校
榊原 保志 信州大学教育学部

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