膜乳化法によるW/Oエマルションの調整と単分散乳化の至適条件
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概要
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筆者らは,先に,細孔径の均一な多孔膜を用いてO/Wエマルションを調製する新しい乳化技術「膜乳化法」を提案し,単分散O/Wエマルションの調製と単分散化に及ぼす界面活性剤の影響について報告した.それによれば,膜細孔の均一性に加え,膜の表面が分散相の油相よりも連続相の水相に対して優先的に濡れることが単分散化の必須条件であった.本報では,同法をW/Oエマルションの調製に適用し,単分散W/Oエマルション生成の至適条件を明らかにした.その結果,O/Wエマルションの場合と同様に,W/Oエマルション調製においても濡れの問題が重要であり,膜は分散相の水相よりも連続相の油相に対して優先的に濡れることが必要であった.また,分散水相に浸透圧を付与することが,円滑な単分散膜乳化に欠かせない条件であった.
- 社団法人 化学工学会の論文
- 2002-05-20
著者
-
久木崎 雅人
宮崎県工業技術センター 材料開発部
-
清水 正高
宮崎県工業技術センター 材料開発部
-
中島 忠夫
宮崎県工業技術センター
-
中島 忠夫
宮崎県工業試験場
-
清水 正高
宮崎県工技セ
-
久木崎 雅人
宮城工技セ
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