セピオライトに含浸させた硫酸アルミニウム・ヒドラジン複塩のアセトアルデヒド吸着前後の熱分解
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概要
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セピオライトに硫酸アルミニウム・ヒドラジン複塩を添着した吸着剤がアセトアルデヒドの吸着性能に優れることを見出し,既に発表した.しかし,ヒドラジンは発癌性の疑いがある物質に指定されており,微量でも使用環境に漏れ出すことは使用上の大きな制約となる.そこで,セピオライトに硫酸アルミニウム・ヒドラジン複塩を添着した吸着剤の熱分解特性を詳細に研究し,ヒドラジンとしての放出が無いことを検証した.加熱によって吸着剤から発生するガスの組成はアセトアルデヒド吸着の有無で異なるものの,添着したヒドラジンは窒素やアンモニア等に分解して離脱する.また,加熱によって吸着剤から発生する水の量から推定して,本吸着剤に吸着したアセトアルデヒドはアセトアルダジンを形成したものと推定された.
- 社団法人 化学工学会の論文
- 2002-03-20
著者
-
迫田 章義
東京大学生産技術研究所
-
鈴木 基之
東京大学
-
鈴木 基之
東京大学生産技術研究所
-
鈴木 基之
国際連合大学
-
野田 多美夫
新日本製鐵(株)技術開発本部名古屋技術研究部
-
鈴木 基行
東京大学生産技術研究所第4部
-
鈴木 基之
放送大学
-
迫田 章義
東京大
-
野田 多美夫
新日本製鐵(株)名古屋製鐵所製銑部
-
鈴木 基之
東大 生産技研
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