脳虚血への Na^+-Ca^<2+> アンチポーター応答とグリア/ニューロン死
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概要
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Brain ischemia produces morphologic and biochemical alterations in astrocytes. This mini-review summarizes astrocytic responses to brain ischemia including our studies on the neuronal and astrocytic Na<SUP>+</SUP>-Ca<SUP>2+</SUP> exchanger (NCX). NCX is considered to cause Ca<SUP>2+</SUP> efflux (forward mode) or Ca<SUP>2+</SUP> influx (reverse mode), depending on the electrochemical gradient of Na<SUP>+</SUP> across the plasma membranes and membrane potential. We demonstrated that NCX is present in cultured neurons and astrocytes and that there are differences in their properties and distribution ratio of the isoforms between neurons and astrocytes. We also found that Ca<SUP>2+</SUP> depletion followed by reperfusion with Ca<SUP>2+</SUP>-containing medium caused cell death in cultured astrocytes (Call paradox-like injury), but not in neurons. The study, carried out by the use of a specific antisense oligomer, provides direct evidence that Ca<SUP>2+</SUP> paradoxlike injury is mediated by NCX in the reverse mode. The injury was attenuated by inhibitors of the Na<SUP>+</SUP>-Ca<SUP>2+</SUP> exchanger, heat shock protein and the calcineurin inhibitor FK506. In a preliminary experiment, we found that brain ischemia decreases the mRNA level of NCX in the hippocampus. Further studies on activation and cell injury of astrocytes will contribute to development of new drugs that modulate the function of astrocytes.
- 社団法人 日本薬理学会の論文
- 1998-01-01
著者
-
松田 敏夫
大阪大学大学院薬学研究科複合薬物動態学分野
-
馬場 明道
大阪大学大学院 薬学研究科 神経薬理学分野
-
馬場 明道
大阪大学薬学研究科薬理学教室
-
松田 敏夫
大阪大学大学院薬学研究科複合薬物動態
-
松田 敏夫
阪大(薬)薬理学
-
松田 敏夫
大阪大学薬学部
-
松田 敏夫
大阪大学大学院薬学研究科複合薬物動態学
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