シリコンアルコキシド重合におけるナノ粒子形成機構に関する研究
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概要
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シリコンアルコキシド重合におけるナノ粒子の生成機構を明らかにするために,モノマー濃度を0.01〜0.2mol/dm3,水濃度を5〜20mol/dm3またアンモニア濃度を0.2〜1.5mol/dm3と広範囲に変化させた反応実験を行い,さらに電解質であるLiClあるいはKClの添加効果について調べた.その結果,電解質を添加しない反応系で,アンモニア濃度が最も低い0.2mol/dm3の条件下で23〜100nmの平均径を持つナノ粒子が生成した.電解質濃度の粒径に対する影響を調べ,また反応液の電気伝導率を測定した結果,最終粒径を支配する主要な因子が反応中に生成する析出粒子の静電斥力であることを推定することができた.これよりナノ粒子生成がイオン強度の低下に基づく静電相互作用の増加にもたらされることを説明することができた.
- 社団法人 化学工学会の論文
- 2001-11-20
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