病態と治療Basedow病(Basedow病眼症を含む)の治療の現状
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概要
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Basedow病の治療には抗甲状腺剤を用いる内科的治療, 131Iを用いる放射性ヨード治療ならびに甲状腺亜全摘を行う外科治療がある,抗甲状腺剤治療後の再燃を予防するために,治療中,治療後に甲状腺ホルモン(T4)を投与し, TSH (thyroid stimulatory hormone)を抑制するとよいという報告がなされたが,追試では満足すべき結果が得られなかったという報告が出た.現時点では抗甲状腺剤治療の期間は少なくとも1〜2年以上とし,その時点でTSH受容体抗体が陰性化し,しかもTSHが正常値になり,サイログロブリン値は80ng/ml以下に低下した際に抗甲状腺剤治療の中止を考える.また,放射性ヨード治療後のBasedow病眼症の悪化が指摘されているが, Pincheraらの仕事から同時にステロイドを追加することで予防しうることが明らかとなった.
- 1997-07-10
著者
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