甲状腺機能充進症の術後5～10年における甲状腺機能:特に、euthyroid state症例におけるT<SUB>3</SUB>抑制試験とTRHテスト及び抗甲状腺抗体について
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概要
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Among 281 patients who underwent subtotal thyroidectomy for hyperthyroidism five to ten years ago, recurrent hyperthyroidism was found in 30 (10.7%), T3-toxicosis in 17 (6.0%) and hypothyroidism in 18 (6.4%). The remaining 216 subjects were clinically euthyroid, but a raised level of serum thyroid-stimulating hormone (TSH;>9μU/ml) was found in 100 (35.6%). On 65 of the 216 euthyroid patients, the TRH test, T3 suppression test and measurement of antithyroid antibodies were performed. <BR>The results revealed that 37 of the 65 cases (56.9%) showed an abnormal response to TRH. Nine of these (13.8%) showed either a non-or hyporesponse (peak value of TSH was less than 4.9 μU/ml), and 28 cases (43.1%) revealed a hyper-response (peak value of TSH was more than 35 μU/ml). For the T3 suppression test, 18 of the 65 cases (27.7%) were non-suppressible. All of the 9 non-or hypo-responders showed non-suppressible. For the antithyroid antibodies, 44 of the 65 cases (67.7%) showed microsome test positive and 18 cases (27.7%) revealed positive thyroid test. The positive thyroid test and positive microsome test were more frequent in non-suppressible patients than in suppressible patients. All of the non-suppressible subjects were microsome test positive. These results suggest that there are correlations between antithyroid antibodies, especially antimicrosomal antibodies and T3 non-suppressibility in euthyroid patients with Graves' disease after subtotal thyroidectomy.
- 日本内分泌学会の論文
著者
-
松塚 文夫
隈病院 外科
-
玉井 一
九州大学心療内科
-
竹野 孝一郎
九州大学心療内科
-
森 研二
九州大学心療内科
-
吹野 治
九州大学心療内科
-
隈 寛二
隈病院
-
江崎 正博
九州大学心療内科
-
長滝 重信
長崎大学第一内科
-
大迫 範行
九州大学心療内科
-
松塚 文夫
隈病院
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