水稲新奨励品種「もち美人」の特性
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概要
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「ヒメノモチ」は岩手県で昭和47年(1972年)に奨励品種として採用され、矢巾・紫波町以南の北上川流域を適地として栽培されてきた。中でも紫波町には日本一の栽培面積を有する糯米生産団地があり、その基幹品種として大きな役割を果たしてきた。しかし作業集中による刈り遅れや、天候不順年における穂発芽に伴う品質低下がしばしば問題となった。そのため糯米生産団地からはヒメノモチとの作期分散が可能で栽培特性に優れた糯品種が望まれていた。「もち美人」導入による「ヒメノモチ」との作期分散により、県産糯米の市場評価向上が期待される。
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