コウヤマキ植栽木のサイズおよび斜面上の位置による樹高成長の違い
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概要
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九州大学農学部附属演習林宮崎演習林では,コウヤマキの人工造林の可能性を探ることを目的として, 1987年からコウヤマキの繁殖試験を開始し,1992年に実生苗を植栽した。本研究では,このコウヤマキ植栽本を対象に1995年,2000年, 2011年にそれぞれ生存状態の確認と樹高の測定を行った。その結果,1995年の調査では,植栽本数561本のうち生存個体数は415本で枯死率は26%,2000年では枯死個体数は291本と減少し枯死率は48%であった。2011年では枯宛率の大量な変化はなかった。また,1995年調査時の平均樹高は20.5cmであり,2000年では62.5cm, 2011年では216.8cmであった。樹高頻度分布の歪度は1995年では正の値を示し,2000年で増加した後,2011年には減少して負の値を示した。1995年から2000年までの樹高成長量には,1995年の樹高と尾根からの距離が正の影響を与えていた。2000年から2011年までの樹高成長量には2以均年の樹高が正の影響を,尾根からの距離が負の影響を与えていた。In shiiba Research Forest, Kyushu University, to investigate the possibility of Sciadopitys verticillata plantation silviculture, we started a reproduction study Siadopitys verticillata in 1987, 5651 seedlings in April 1992. We recorded the survival and measured the stem height for all planted seedlings in 1995, 2000 and 2011. The mortalities were 26% and 48% in 1995 and 2000, respectively. The mortality did not change after 2000. Mean values of seedling height were 20.5cm, 62.5cm, and 216.8cm in 1995, 2000 and 2011, respectively. The seedling height growth rate, on the other hand, during 2000-2011, the distance negatively affected the height growth rate.
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