宮崎県椎葉村大河内集落における植物の伝統的名称およびその利用法Ⅲ. つる, 竹
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概要
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宮崎県椎葉村大河内地区における植物の伝統的な利用法と方言を記載した。これまでに高木類と低木類について報告してきたが, 本報告ではつる植物32種とタケ類8種およびシュロについて複数の年長者からの聞き取り調査結果をまとめた。つる植物のおもな用途は縄, 器具材, 食材であり, タケ類のおもな用途は建築材, 器具材, 筍であった。つる植物で縄に用いられたのは5種あり, つるの物理的性質に応じて使い分けられていた。タケ類の中ではハチクとマダケが重要種で屋根材や生活用品の材料として重用された。他の多くのつる植物とタケ類は季節ごとに多様な食料として地域の生活を支えていた。
- 2010-03-25
著者
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内海 泰弘
九大 農 演習林
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椎葉 康喜
九大 農 演習林
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MURATA Ikue
Graduate School of Bioresource and Bioenvironmental Sciences, Kyushu University
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村田 育恵
Graduate School Of Bioresource And Bioenvironmental Sciences Kyushu University
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