各種皮膚感染症における血清補体価(CH50値)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
皮膚感染症における補体の役割を知るため,細菌や Virus 感染症,感染アレルギー性,その他2~3の炎症性疾患患者について,とくに皮膚炎症病状の経過を追って,血清の全溶血活性や補体成分値を測定した. その結果,全補体溶血活性(CH50値)は,一般に炎症病状の増悪と一致して上昇し,軽快につれてもとに復帰した.また一部の症例では皮疹の発現又は急性増悪の直前直後にごく一過性の低下を認めた.かかる病状および CH50 値の変動を補体成分値と比較すると, C4, C3, C9 など early およびlate component の両者が一致して変動するものと, C3, C9 など late component が変動するものなど,少なくとも2つの patternがみられた.
- 公益社団法人 日本皮膚科学会の論文
著者
関連論文
- 〔II〕 免疫異常疾患における血清補体価の上昇とその意義 : 9.C1-esterase inhibitor の臨床的考察 : 骨髄腫を中心に(8 補体)
- 3. 低補体価血清について(II 補体とアレルギー)
- 97.アレルギー性感作時に於ける局所及び所属淋巴腺の組織学的検索(第16回日本アレルギー学会総会)
- 124. 皮膚のアレルギーに於ける小血管の変化(第14回日本アレルギー学会総会)
- 40.アレルギー性皮膚疾患に於ける組織の好酸球(第13回日本アレルギー学会総会)
- 43. アトピー性皮膚炎の組織変化(第12回日本アレルギー学会総会)
- 87.帯状疱疹とアネルギー(K. 皮膚疾患とアレルギー)(第16回日本アレルギー学会総会)
- 38.アトピー性皮膚炎と補体(補体)
- 加令にともなう血清補体血とツベルクリン反応の推移
- 116. 諸種炎症性疾患における免疫機能とその推移(補体)
- 13.各種皮膚疾患における血清補体価と血沈値の関係(第10回補体シンポジウム)
- 3.2, 3のアレルギー性皮膚疾患患者における血清補体価について(第7回 補体シンポジウム)
- 58.薬疹における血清補体価(補体)
- 1.赤血球沈降速度促進因子に関する研究 (第1報)(第8回補体シンポジウム)
- 20.アトピー性皮膚炎における補体価について(第6回補体シンポジウム)
- 1.アトピー性皮膚炎家系にみられる低補体価血清について(第7回 補体シンポジウム)
- 8.肝疾患における血清補体価の変動 : とくに肺癌について(第7回 補体シンポジウム)
- 16. 赤血球沈降速度促進因子に関する研究(第2報)(第9回補体シンポジウム)
- 169. アトピー性皮膚炎における血清補体価について(補体)
- 169.アトピー性皮膚炎における補体価について(補体)
- 132.蕁麻疹と補体(補体)
- 各種皮膚感染症における血清補体価(CH50値)