近代土木遺構「東京湾第二海堡」の建設技術―国内で初めての海上人工島の建設―
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概要
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第二海堡は,軍事要塞として明治32年に人工島が竣工し,建設後100年が経過している.その間,第二海堡は1923年の関東大震災によって被害を受け,長年の風浪等により劣化・損傷・崩壊が進行している.現在,護岸の保全を行い,その一部は当時の護岸を復旧させることを検討している.本稿は,工学的立場から,国内で初めての海上人工島築造に対する海堡建設計画,建設技術,設計技術など明治期土木構造物の建設技術をとりまとめ,現代技術への展開について考察を行った.
- 公益社団法人 土木学会の論文
著者
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野口 孝俊
国土交通省 関東地方整備局
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野口 孝俊
国土交通省 関東地方整備局 東京湾口航路事務所
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浦本 康二
国土交通省 関東地方整備局 東京湾口航路事務所
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鈴木 武
国土総合技術研究所沿岸海洋・防災研究部
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