肺腫瘍に対する凍結療法
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概要
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Since 2002, we have applied percutaneous cryoablation for lung tumors (PCLT) under intermittent CT fluoroscopic guidance. In this paper, we describe our experience of PCLT more than 100 cases with about 300 primary or secondary tumors. The procedure was well tolerated by all patients. One-, 2- and 3-year local progression-free rates were 80.4%, 69.0% and 67.7%, respectively. Existence of a thick vessel (diameter ≥3mm) ≤3 mm from the edge of the tumor (P=.003) was assessed as an independent factor associated with local progression by multivariate analysis. Of 193 sessions pneumothorax, pleural effusion, and hemoptysis occurred after 119(61.7%), 136(70.5%), and 71(36.8%) sessions, respectively.<BR>Of all cases with pneumothorax, 17.6% required chest tube insertion and 1.7% required pleurodesis. Delayed and recurrent pneumothorax occurred in 7.8% each. A greater number of cryoprobes was a significant predictor of pneumothorax (P<.001). Male sex (P=.047) and no history of ipsilateral surgery (P=.012) were predictors for the need for chest tube insertion, and no history of ipsilateral surgery (P=.021) was a predictor for delayed/recurrent pneumothorax. The Common Terminology Criteria for Adverse Events (CTCAE) grade 4 and 5 complications were not observed.<BR>The biggest advantage compared with RFA is painlessness in PCLT. In addition, multiple cryoprobe activation is possible in PCLT. One of the drawbacks of PCLT is the difficulty of the PCLT procedure compared with RFA. PCLT could be performed minimally invasively with acceptable rates of local control.
- 一般社団法人日本インターベンショナルラジオロジー学会の論文
著者
-
屋代 英樹
慶應義塾大学医学部放射線診断科
-
山内 良兼
慶應義塾大学医学部呼吸器外科
-
橋本 浩平
慶應義塾大学 理工学部電子工学科
-
中塚 誠之
慶應義塾大学医学部 放射線科学教室
-
栗林 幸夫
慶應義塾大学医学部放射線科学教室
-
中塚 誠之
慶應義塾大学医学部 放射線診断科
-
井上 政則
慶應義塾大学医学部 放射線診断科
-
川村 雅文
慶應義塾大学医学部 呼吸器外科
-
伊東 伸剛
慶應義塾大学医学部 放射線診断科
-
小黒 草太
慶應義塾大学医学部 放射線診断科
-
山内 良兼
慶應義塾大学医学部 呼吸器外科
-
屋代 英樹
慶應義塾大学医学部 放射線診断科
-
栗林 幸夫
慶應義塾大学医学部 放射線診断科
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