線形判別分析に基づいた三次元顔認識の一方法
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概要
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本システムでは,人物の姿勢,照明条件及び顔表情の変化による画像変動に対応するため,3次元計測装置を用い,2次元濃淡データと3次元形状データを撮影した。3次元形状の曲率を用いて,目,鼻などの特徴点を用いて回転補正を行った。次に補正した画像から顔領域を切り出し,2次元濃淡データと3次元の形状データを同時に主成分分析(PCA)+線形判別分析(LDA)手法を行い、高次元データを低次元特徴ベクトルに変換した。最終的に処理に用いるデータは,2次元の濃淡データと3次元の形状データに対応している低次元の特徴ベクトルを同時に用いる。 認識方法として,自律調節できる並列ピラミッドニューラルネットワーク方法を提案し,大規模なニューラルネットワークに対しても,高い識別精度が得られる。 シミュレーションを行ったところ,姿勢,照明条件及び顔表情の変化による変動した顔画像に対して認識率99.17%と性能を保ったまま認識処理を行えることが確認できた。さらに,PCA+LDA方法より,各3次元顔画像ごとに120次元特徴ベクトルを抽出し,最後の認識パターンとしたため,従来の方法より学習と認識時間を大幅に減少した。
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自動制御連合講演会 | 論文
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