プロセス系の3パラメータモデル近似における同定精度と制御性能:Prony法による同定とモデル駆動PID制御系での検討
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概要
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本報告では、まず、指数解析法の一種であるProny法を用いて、ステップ応答から伝達関数を一般的に求める方法を提案し、それの応用として3パラメータモデルが求められることを示す。Prony法は、物理計測やモード解析で以前から用いられている解析手法であるが(6)、(7)、それが制御系の伝達関数導出に応用できることを示した報告は著者らを除いてはまだない。ここでは上記提案手法が実際にプロセス制御問題でもっともよく用いられる3パラメータモデル導出にも適用できることを示し、良い近似を与える3パラメータモデルとそれを制御系設計に用いた場合の制御性能についてテストバッチ(典型的とみなされるいくつかのプロセスモデル)で検討する。
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